環境変動に対する南極湖沼生態系の発達・遷移過程

2013年10月17日 23:03

南極湖沼生態系は、同一の時間をかけ、同一の気候条件のもと、湖ごと にそれぞれ独立したシステムが成り立っている。近接した湖沼であるにもかかわらず、その多くは河川や集水域によって繋がったものはほとんどなく、全く異 なった湖底植生の形態・構造となっており、まるで、それぞれの湖が一つ一つ地球規模の実験場となっているものと捉えることができる。これら光合成生物の集 合体が創りだす形態・構造および機能の謎に迫ることを目指し、植物生理生態学的側面と理論生態学的側面から相互にアプローチする。また、窒素・炭素同位体 および光合成色素、栄養塩類の分析により、南極の湖沼を含む流域レベルで炭素・窒素・リンといった生元素がどのように循環してきた/いるのか、南極の陸域 生態系がどのようにして発達し環境が変遷してきたのか、環境変動に対して生態系がどのように応答していくのかを明らかにすることを目的として、研究を展開する。

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